2018年2月

「わかる学力」を伸ばそう!

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 いつもの教室とは違う広い教室で、池田先生の数学の授業を受ける1年4組のみんな。

 2月16日(金)にGLT校内研修会が開かれました。GLTとは、Group Learning Time の略称で、4人グループを作り、ともに教え合い・学び合う活動をのことです。大庄北中学校では4年前から実践しており、授業の中に、生徒同士の学び合い活動を取り入れることにより、受け身的な授業ではなく、積極的な学び合いを通して、より深い知識の獲得を目標としています。さらに、生徒同士の関わり合いを通して、相手の考えを聞いたり、自分の意見を相手に伝えることができるなどの「人間力」のレベルアップも目指しています。

 今回は、校内の先生だけでなく、市内の小中学校の先生も来られ、1年4組の学びの場を参観しました。また、研修の指導助言として、東京大学大学院 教育学研究科 藤村宣之教授に来ていただきました。藤村教授は、協同と探求を重視した学習(協同的探求学習)のプロセスと効果について研究されており、全国の色々な中学校に指導助言されています。本校は、昨年度からGLTの実践課題や組み立て方などについて指導助言をいただいています。

 公開授業では、正方形をつなげた棒の本数の求め方を考える授業が行われました。最初は具体的に正方形が2個、3個、5個作るときの棒の本数を求める課題に取り組みました。本数を1本ずつ数えたり、計算で考えたりする意見が出てきました。そして、「15個は?」という問題が出ると、まず自分で考え、その後ペアで教え合いや確認をしながら取り組みました。発表する場面では、どのように考えたのかが分かるように発表しました。多くの先生が見ている中で、たくさんの生徒が発表してくれました。とてもすばらしい!

 GLTで解決を目指す課題は、「正方形をx個作るとき、棒の本数をxを使って式で表しなさい」というものでした。ホワイトボードに求め方を書くときには「どうやってする?」「こうすればいいやん!」など活発な意見交換が行われました。また、答えの式はすぐ作れたけど、説明の仕方に悩みながら相談している班もありました。発表の場面では、多くの班が色々な考え方を発表することができました。そして、聞く姿勢も1年4組のみんなは大変良く、各発表後の拍手も温かったです。1年4組のみなさん、いつもとは違う場所で緊張もあったと思いますが、良い表情で発表もよく頑張りました。

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 藤村教授の講演では、「わかる学力」は、協同的探求学習【導入問題の提示→個別探求→協同探求(クラス or 班)→個別探求(発展問題)】によって形成されること。また、協同的探求学習を取り入れることで、学びと育ちの基盤としての人間関係作りにもつながることもわかりました。GLTをするときに大切なことは、個人で考える時間をしっかり取ることも大切である。それによって、対話的な学び・深い学びが深まることが分かりました。先生たちも頑張っています!

 今回の研修を通して、大庄北中のGLTは先生も生徒もさらなるレベルアップを目指したいと思います!

学校評価アンケート


アンケートへのご協力、ありがとうございました。いただいたご意見を受け止め、よりよい教育環境の整備に取り組んで参ります。ご協力ありがとうございました。

アンケートはこちらです。

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北中だより H30 2月号

 原版はこちら(PDF形式)→H30_2.pdf


北中だより 2月号

~ あしたの北中から ちいきの北中へ ~



2月  品格教育   「 公共心 」

~ちょっとボランティア~

1995年この地を阪神淡路大震災が襲いました。多くの人が被災地へ支援の手を差し伸べ「ボランティア元年」といわれました。多数の人が共生する空間のあり方や、相手の気持ちを考えることによって優しさの輪が広がり世界的にも日本人の礼儀や利他の精神が大きく評価され感動を生みました。ボランティアに対する興味や関心も高まり、「人の役に立ちたい」という志を持って自らの進路を決定する若者も多く出現しました。

 

しかし一方で、震災現場に到着した一部のボランティアに対して批判の声も上がりました。ボランティアに参加する人にも高い倫理観が要求される良い例だと思います。日々の活動を通して「公共心」について考え、自らの行動の意味を考えてみましょう。

 

頑張っている3年生をみんなで応援しよう

 

 私学入試・公立推薦、特色、特別支援高等部受験。そして3月の公立入試を控え、3年生の先輩方は、自分の進路を切り拓くため、必死に授業に集中して勉強に取り組んでいます。また、分からない問題があると先生方にお願いして補習学習を行っています。そんな先輩方のため1・2年生も真剣に授業に取り組み学校全体で勉強する雰囲気を作り上げ応援しましょう。

 

 

小中自主研修グループによる「ピア・サポート」講演会を開催

 「誰もが通える学校づくり」の一環として、2月1日(木)にピア・サポート研究の第一人者である、立命館大学大学院教職研究科 菱田準子 教授に来校してもらい、大島小学校中根校長先生をはじめ大島小学校、浜田小学校の有志の先生方とピア・サポートについて研修を行いました。児童生徒の人間関係をいかにして築きあげていくかを楽しく、実践を通じて指導してもらいました。

  「ピア・サポートの定義」 教職員の指導・援助のもとに、生徒たちの相互の人間関係を豊かにするための学習の場を各学校の実態に応じて設定し、そこで得た(スキル)をもとに、仲間を思いやり、支える実践活動。 

 

 

第3回校内研究会の開催

2月16日(金)の5・6校時に、東京大学大学院教育学研究科 藤村宣之 教授に来校して頂き、1年生4組「数学」池田先生の授業について研究会を行います。現在本校が実践してきたGLT(協同学習)をより高め、一人ひとりの生徒が、個人で考え基礎の学力をつける時間と集団で考え意見を交流させ他者理解と自己理解を高める時間、そしてもう一度、自己の力を高める応用の時間を確立する授業をめざして研究会を行います。時間の許され得る方はご来校して頂きご助言を頂ければ幸いです。

 

        情報教育講演会の開催について

来る3月14日(水)13時20分~ 大庄北中学校体育館でLINE株式会社より講師をお招きして、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)について講演を行います。昨今の生徒指導の問題の多くがSNSを通じた問題です。児童・生徒が被害者や加害者にならないよう生徒だけでなく保護者や地域の大人の方々に是非参加して頂き、子どもたちの見守って頂ければと考えています。

 

       2月行事予定

 5日(月)全校集会       6日(火)生徒専門委員会
 9日(金)私学事前指導    10日(土)私学入試
14日(水)特色・推薦事前指導 15日(木)特色・推薦入試
16日(金)GLT校内研修会   21日(水)~23日(金)学年末考査
21日(水)特別支援入試    24日(土)特別支援卒業生を送る会
23日(金)小学校訪問(生徒会) 

3月9日(金)卒業式

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 「あきのたの~」という読み手の声と同時に、一斉に「はい!」という元気な声が体育館中に響き渡りました。

 1月31日(水)午後から1年生は百人一首大会を開催しました。冬休みの宿題で百人一首の書き取りをしたり、国語や学活の時間などで練習をした成果を発揮するときが来ました。大会の会場設営では、体育委員・文化委員・正副委員長・生徒会役員など、たくさんの生徒が協力して取りかかりました。予想していた準備時間よりも早く完了し、すぐに大会に入ることができました。もうすぐ2年生になる1年生の行動力はすばらしい!

 勝負中では、真剣に目を凝らして札を探す姿が見られました。「絶対目の前の札を取る!」という作戦や「自分の好きな句は絶対に取る!」という作戦を各々が考えたりしていました。中には、上の句が読まれた時点で札を取る生徒もおり、ハイレベルの白熱した勝負が繰り広げられていました。札を取ったときは、みんな笑顔で取れた嬉しさが伝わってきました。

 表彰では、クラス対抗部門の優勝は4組、準優勝は2組。個人部門では上位10人の生徒が表彰されました。1位の生徒は1人で55枚もの札を取っていました。ほんとにすごい!

 今回の百人一首大会では、クラスの団結力、学年の一体感を強めることができました。1年生は残り2ヶ月ですが、充実した時間を作りながら、2年生に向けて進んでいきましょう!

平成29年度 2月行事予定

曜日行  事 
1 
2 
3 
4 
5 全校集会
6 専門委員会
7 
8 
9 
10 
11 建国記念日
12 振替休日
13 45分授業
14 
15 
16 GLT校内研修会
 
曜日行  事 
17 
18 
19 
20 
21 学年末テスト(1,2年生)
22 学年末テスト(全学年)
23 学年末テスト(全学年)
24 
25 
26 
27 
28 
 

月別アーカイブ