GLTで、「人間力」と「わかる学力」を育てよう!

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GLT(Group Learning Time)校内研修会が開かれました。
グループ・ラーニング・タイムとは、4人グループになって、授業の中での課題を解決するために、話し合ったり意見を出し合ったりする取り組みです。
大庄北中学校は、GLTを授業に取り入れて4年目になります。
 今回は、校内の先生だけでなく、市内外の小中学校の先生や、大阪府や愛媛県の先生も参加され、総勢50名ほどの先生が、3年2組の数学の授業を参観しました。

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テーマは「規則的に並んでいる数字の列について考えよう」。
まずは、基本的な問題を3題、個人で取り組みます。

(1)2行目の5番目の数字を答えなさい。

(2)4行目の3番目の数字を答えなさい。

(3)6行目の2番目の数字を答えなさい。


そして、この基本的な問題をどのようにして解いたか、その方法を数名が発表し、考え方を全体で共有しました。

みんな、真剣に説明を聞いています。

次に、本日の中心となる課題に取り組みます。

問:ある同じ行の2番目と3番目の数A、Bの積が「1806」であるとき、A、Bは何列目にある数か?

A×B=1806

先ほどの基本的な問題の、その先にあるちょっとレベルアップした問題です。
基本的な問題の解き方をもとに、グループ内で解き方を話し合います。

「これはどういうこと?」「なんでこうなるん?」「ここまでは、わかる?」など、あちらこちらで教えあう姿が見られました。

解き方をホワイトボードにまとめたら、各グループからクラス全体に、考え方を発表します。

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「2次方程式」を使ったグループ、「素因数分解」をしたグループ、「2乗の計算をして予想を立てる」グループなど・・・

これまでの学習を思い出し、1つの問いに対して、様々な発想で答えを導いています。
授業をする先生も、参観している先生も、そして何より一生懸命課題に取り組んだ生徒たちも
「あ~なるほど」「そういうやり方もあるなあ」と、各発表の後に拍手でたたえていました。

3年2組のみなさん、たくさんの先生に見られながらの授業、いい表情をして、よく頑張りました!

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授業が終わると先生たちも「GLT」です。
本日の授業について、話し合いの時間(研究討議)を持ちました。

講師としてお招きした東京大学大学院教育学研究科の藤村宣之教授は「一人ひとりを大切にして、人間関係づくりと、数学の学力をつけることの両立をめざした授業だった」と評価した上で、「GLTを深い学びにつなげるためには、個人で考える時間をとることが大切」とアドバイスをくださいました。

これからも大庄北中は、GLTの取り組みを通して、「人間力」「わかる学力」もレベルアップをしていきます!

 

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