わしがやらねばだれがやる(北中だより平成27年度5月号)

 ~ 学び続ける ~
 
 新年度も、4月の1ヶ月を終えました。各学年、学びの姿勢が良くなっています。3年生はもちろんですが、特に2年生が昨年度に比べ非常に良くなっています。2年生の先生に聞いた話では、学習意欲も向上しているし、宿題の提出率も凄く向上しているとの事でした。この3年間、学習に取り組む姿勢に比例して市内の学力調査の結果も向上しています。今学校全体で取り組んでいる、授業に対する姿勢の向上と家庭学習をより意識して頑張り、継続して学び続けて下さい。
 
「平櫛田中に学ぶ」
 
平櫛田中(ひらぐし でんちゅう)彫刻家。
岡山県井原市で生誕。(182年~1979年)107歳没。
文化勲章受章(1962年)・東京芸大名誉教授(1965年)
井原市・福山市・小平市名誉市民
代表作品 鏡獅子(国立劇場)・五浦釣人(福山駅南口)他多数あり。
 
 エピソード
○ 百歳の祝賀パーティーであいさつに立ったとき、「どうか皆さん、あまり私のところを訪問しないで下さい。私はまだ制作したいし勉強もしたいので、ご厚意に甘えるならば、どうか仕事の邪魔をしないで下さい。」とユーモアを交えながら話した。
○ 田中がアトリエが狭く大作を作る場所に困っていると、横山大観等が自分の作品を売りそれを資金にアトリエを建ててくれました。巨匠たちからの温かい贈り物でした。
○ 東京芸大(前東京美術学校)より依頼され、師事していた岡倉天心の像を制作し校内の六角堂に安置した。田中は教授として学校に着くと毎朝、天心像の前で最敬礼していました。天心の死後も何十年経てもこの姿が見られ、1日として師の恩を忘れたことのない田中の姿がそこには見られました。
 
名 言

「 いまやらねばいつできる 

   わしがやらねばだれがやる 」

「 六十七十は はなたれこぞう 

    おとこざかりは百から百から」

 

 田中は、98歳でアトリエを新築して、100歳で30年分の材料を購入。いつまでも意欲を持ち、勉強と研究を続けました。こうありたいものですね。

 

 

市民スポーツ祭結果   

 剣道部 女子団体 第3位 

 

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