3月10日(木)春の温かさが日差しに感じられる素晴らしい日に
大庄中学校第16期卒業生の卒業式が挙行されました。
3年間ともに過ごした仲間や先生方と別れを告げて
それぞれが新しい道に羽ばたいていく日。
2年生生徒会長の送辞、卒業生代表の答辞
どちらも心に刺さってくる言葉でした。
最後に、1メートルの間隔をあけて「学年合唱<僕のこと>」
歌詞が心に響く曲。このメンバーで行う最後の合唱
卒業生の気持ちがよく伝わり、感動しました。
保護者の皆様、この15年間、陰になり日向になり
お子様を支えてこられたことに対して敬意を表します。
また、学校への数々のご協力、ありがとうございました。
3年間で大きく成長しました。これからも
心と目は話さずに、成長を見守ってください。
卒業生の皆さんへ
大庄中学校の先生たちは、心から
皆さんを応援しています。もし、困ったことがあれば
いつでも相談に来てください。
でも、もう卒業生、自分の足でしっかり歩いてください。
卒業、おめでとう!
下記に式辞の一部を抜粋します
2年生の3学期。4月予定のヒロシマへの修学旅行に向けて、各クラスから班ごとに集まるジグソー学習を見学。各班でヒロシマの原爆や歴史、食べ物や自然などを、互いに調べ話し合い学びあっていました。それをクラスに戻って発表。とても印象に残っています。特に今、戦争で学びあうどころでない国もあります。その国の中学生に共感し、不幸な事をなくすため、広島にみんなで行けませんでしたが、互いに学びあったことは、これからの皆さんの力になっていきます。また、4月この体育館で、修学旅行で行うはずの「学年レクレーション大会」を行いました。舞台で演じる3年生の有志、見ている3年生、同じ3年生が一つになっての空間と時間。報われなかったかもしれないけれど、困難な時、友達同士で励ましあう、素晴らしい3年生のスタート。「自分を、そして、人を大切にしよう」まさに今年度の学校教育目標をスタートしてくれた皆さんでした。
友達と仲のよかった君、うまくいかず、すねてしまった君、おとなしくコツコツ取り組む君、クラブに燃えていた君、引退試合に負けて涙した君、朝、正門で気持ちの良い礼をしてくれた君、いつもよく遅刻していた君、家の人に心配をかけていた君、友達とケンカし、顔も見たくないと思った君、体育大会ではじけていた君、合唱で一生懸命歌った君、お母さんの葬儀、兄弟で背中をさすって励ましあっていた君、ネスタで雨なんかに負けず、はじけていた君、進路で悔しい思いをした君、校長室の面接練習で、すてきな夢を語っていた君、一人ひとりの君の顔が浮かんできます。思うようにいかず、心にいろんな傷がついてしまった君、でも傷ついて知った痛みは、これからの君を間違えなく支えていきます。
ともすればバラバラになる、そんな一人ひとりの違いを、一つにして輝いた取り組み、練習を皆さんはしてきました。体育大会、練習から友達と励まし合う姿、合唱のクラス練習でも見られ、感動しました。勉強もそれぞれの進路に向け、授業からよく取り組む姿が。最後の1週間は、みんなで卒業式の練習を創り上げました。先生方と皆さんの対話、友達同士の対話、人と密にならぬようにと言われている中でこそ、人と人とのつながりがこんなに力をくれるものだと気づかされました。そして、何といっても家の方々の励ましも大きかったことでしょう。 あなたの足に靴を履かせてくれた人は誰でしたか。いつか、自分がしてもらったのと同じく、大切な人の足に靴を履かせることのできる人になってください。
最後に卒業生の皆さん、先生や友達との別れは寂しいですが、4月から新しい道に進んでいきます。友達と学びあい、励ましあう力の大切さを知る皆さんなら大丈夫、これからも自信を持って! Yes,I can.私はできる。それぞれの道に力強く歩んでいくことを、大庄中の先生達全員で応援し祈っています。卒業、おめでとう!