芸術の秋を堪能しました。

26日の午後に、6年生対象の文化庁の「文化芸術による子供の育成授業」である「能・狂言」を学べる機会がありました。伝統文化を学んでいる6年生には、とても貴重な経験となりました。

能・狂言は全く経験がない子どもたちにとって、能楽師の方に伝統楽器である大鼓(おおつづみ)、小鼓(こつづみ)、笛の音を直で聞いたり、お囃子の解説をわかりやすく説明していただきました。楽器の仕組みや鼓の打ち方を実際に教えてもらったり、能や狂言の楽しみ方である「想像力を豊かにすること」の大切さを教えてもらいました。子どもたちは、興味津々で楽しんでいました。

三番叟(さんばそう)を聴かせていただき、狂言では寝音曲(ねおんぎょく)という演目を鑑賞しました。昔の言葉ではありましたが、簡単なあらすじを聞いた後に演じていただいたので、わかりやすく鑑賞できました。とてもよく通る声に聞きほれる、本物の芸術に触れる時間となりました。

最後に、質問にも答えていただきました。今後、国語で「柿山伏」を学習する予定なので、とてもいい導入になりました。日本の誇れる伝統文化をもっと知りたいと興味、関心が広がるきっかけになることを願っています。

今後、尼崎城にまつわる能を制作されると聞いて、もっと身近に味わう機会が増えることを期待したいと思います。

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