テーマ 「発達特性の理解と関わりについて」
講師 兵庫県立尼崎総合医療センター 小児科 石原 剛広 先生
本校での保護者向けのご講演は、3年目。教職員はティーチャートレーニングを加えると7回目となります。今回は、本校以外の教育関係者や保護者の方もたくさん参加されたので、本校の保護者と合わせると、合計53名、教職員を加えると65名参加の講演会となりました。
・歴史上の偉人には、発達特性のある人がいる。家族の支えや周りの理解があり偉業は達成された。
・全てのことができなくていい。その子の好きなこと、得意なことを認めて褒めてのばす。
・こつこつと頑張っていることは、見過ごされがち。当たり前のことも褒めてあげる。
・「きっとできる時がくるから、今できなくてもいいよ」などの言葉で、安心感を与える。
・できたことより、「こんなところがいいね」「こういうところもあるね」と、自分の内面に気づかせ、自尊感情を高める。
・不登校になるのは、ギリギリまで我慢している。気づいてあげる、聴いてあげることが大切。
・もし、不登校になっても、じっくりこつこつと努力できることがみつかればよい。
など、具体的な例をあげて、わかりやすくお話してくださいました。
どこまでも、子どもの健やかな成長を願い、保護者や教職員の立場に立って、ご指導してくださる石原先生の言葉には、いつも励まされます。
石原先生、本当にありがとうございました。
(写真:兵庫県立尼崎総合医療センター HPより)
(写真の掲載について許可をいただいています)