6年生が「田能遺跡」に歩いて、社会見学に行きました。9:30に出発して12:10に帰ってきました。
児童は、常設展示室や屋外施設を見学しました。
常設展示室では、田能遺跡から発見された遺物を中心に、パネルや模型も用いた、弥生時代のくらしの
紹介を見たり、音声ガイドや、説明を聞きながら遺物を見学しました。
屋外施設には、円形平地住居や方形竪穴住居、高床倉庫という弥生時代の建物3棟を復元しています。
復元住居は内部へ入り、住居の構造や大きさ、明るさ、温度などを体感できました。
さらに、方形周溝墓や10基の墓が発見された場所の真上を、それぞれの形の花壇として標示し、
横に解説板を配置していました。
児童の感想は、「石包丁で草を刈る体験をしたけど、切れ味が悪かったです。」「土器を触る体験では、
思ったより軽かったです。」「高床倉庫の床が高くて驚きました。」「学んだことをこれからの学習に
生かしていきたいです。」でした。
【尼崎市のホームページより】
平成19年2月には、「日本の歴史公園100選」に選定されました。
「田能遺跡」は、昭和40年9月、尼崎市田能6丁目一帯で行われていた尼崎・伊丹・西宮三市共同による
工業用水園田配水場の建設工事中に大量の弥生土器が発見されました。
調査により、住居跡やたくさんの柱穴や土坑、溝、墓などの遺構が貴重な遺物とともに発見され、
田能遺跡が弥生時代のほぼ全期間に及ぶ大集落跡であったことが確認されました。