卒業制作展
「いちまいの、いたから。」
※目的 ・日頃の図工教育の発表と鑑賞の場とする
・表現活動を活かして、作りだす喜びを味わう
・作品の鑑賞を通して感性を働かせ、豊かな情操を養う
・地域に開かれた学校として、情報の発信と交流の場とする
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図工の時間 子どもたちは本当に楽しそうに、時には友だちと相談して・・・ 一人でうーんと悩み
ながら・・・ 気に入った色に思わず微笑みながら・・・ 何度もやり直しながら・・・
作品を作っていきました。
「失敗しても諦めず。諦めなければそこからうまれてくるものがあるはず。」と岡本先生は失敗して
も諦めないことの大切さ 自分のイメージに向かって精一杯活動することの価値 を子どもたちに語
りかけながら、励ましながら 子どもたちの取組を支援していました。
そのような6年生の活動を見て。
先生の子どもたちへの語りかけやそれを聞く子どもたちの表情を見て。
「うまくいくことだけが価値ではない」と感じていました。
失敗してもうまくいかなくても繰り返し、やり直し、考え直し、作品をつくる子どもたちはすごいです。
「難しいからといって投げださず、嫌にならず 最後まで目を輝かせて作品作りに取り組む」
子どもたちの姿に "主体的" "意欲的" というエネルギーを感じます。
それこそ楽しいから〈投げ出さない〉のでしょう。
子どもたちが勝手に「めあて」を持って、やる気になったのではないのです。 たぶん、きっと・・・
教師の授業への取組が見えない形で基盤となって支えているのだと思います。
この学習の魅力をしっかりと考え、活動を進めるうちにもっと楽しくなる そういうしかけがあるのです。
武庫北小の図工室・・・
材料や道具の管理と整理。 どこにあるのかがはっきりしている。ルールを守れば自分の判断で使える。
「こうしたい」子どもの思いが叶うように 否定されないような 雰囲気に満たされている。
黒板の題材名(単元名) 子どもたちが「おやっ」と思い、なんだろう 何が始まるのだろう と心をくす
ぐります。
この時間の「めあては明確であり」 そして、個々の取り組みたいこと(活動の方向 活動の具体的めあて)
は切実感をもって、具体的に子どもたちがもっているのです。「さあ、やろう!」で子どもたちは一気に動く。
「いちまいの、いたから。」の授業とは全く違い、(このような意図的計画的な 思いがある授業とは違い)
材料と道具と時間が与えられ・・・自由にどうぞ! そういうものであったとしたら・・・
子どもたちはこんなに意欲的に楽しみながら活動するでしょうか? 確かな学びとは言えない授業になるかも。
こんなに子どもたちがワクワクし、笑顔になるでしょうか?
興味関心を高め、活動に熱中できるようなしかけが授業の中にある。授業で勝負できる先生の力は大きいです。
子どもたちが遊びに夢中になり、時間を忘れ、何度も挑戦するように、そして、やり遂げた時のステキな笑顔。
学びに、そういう魅力をたくさん入れ込みたい。 だからこそ、【授業改善】への取組が大切なのだと改めて
子どもたちに教えてもらいました。
保護者の皆様に、来校していただき、我が子の作品に目を細めてもらう そういうことができなくて残念です。
作品を持ち帰った際には、工夫したこと等 聞いてあげてくださいね。
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