10月20日
三田市野外活動センター
出発前のお話
怪我をしないようにしっかりと体験しましょう。
「今日は、火起こし体験をします。人間は大昔、火を手に入れ、扱えるようになって
食事など大きな変化がありました。火を起こすことはやってみると、そう簡単では
ないかもしれません。みんなで協力して、あきらめず、粘り強く挑戦してみて下さい」
到着です
野外活動センターのすぐ横を流れる川。 岩の様子 武庫北の横を流れる武庫川とだいぶ違います
美方高原自然の家(とちのき村)から、活動の指導に来てくださいました
遠くから、君たちのために来てくださいました。感謝の気持ちを大切に・・・
【課外活動センター 周りの景色】
山に囲まれた場所にあります 風は涼しく(冷たく)感じます
【活動について 注意】
集合が早く、聞く時の態度がピリッとしています
【火起こし体験】 1組→2組の順に活動します
講師の紹介とあいさつ
①活動の進め方について
②火種を大きくする(育てる)準備をしよう
麻ひもをほぐしていきます → こつはコツコツと作業をすすめることだそうです。(だじゃれだね)
ずっと続けていくと、ふわふわの綿のようになりました。 火種をこれにくるんで火種を大きくします。
③まきの準備をしよう
★ハンマーを持つときは軍手をはずす → ハンマーがすべって飛ぶと危ないから
★まきを裂く時には、両手に軍手をはめる → とげがささる 怪我をすることにつながるから
※ とちのき村の方は「そうしなければならない理由をちゃんと説明します」
そして、それが守れていなければ、ちゃんと子どもに声かけして指摘します。
☆「まあいいか」と見過ごさず、見逃さず 安全につながることを 子ども達に理解させ、
指示したことを大切にされます。この指導の姿は学校でも大切にする視点です。
④力をあわせて火を起こそう
「そうそう、その調子」
「上手、上手 天才だね」「疲れたらかわろうね」「次は私にさせて・・・」
「1・2 1・2」など グループでの声かけが聞こえてきます。
友だちに励まされたり、うまくいかなくても批判されず、「どんまい」って
いってもらえると、次も挑戦したくなります。 いい雰囲気です。
まきに燃え移って・・・
まきにつかなくても 火種が消えても 諦めずに 何度でも。
みんなで息を吹きかけて・・・ 失敗してもまた挑戦。
「どうしてつかなかったのか、どんな改善ができるのか、それを考えて改良してみよう」
とちのき村の方は、子どもたちに声をかけ、考える機会を作っておられます。
★諦めなければ、失敗じゃない。 成功につながる努力なんだよね。
やったー! 火がついたよ。歓声があがりました。
まきに火がついたグループのある子は、他のグループのためにまきを割り始めました。細いほうがつきやすいという
ことも経験からわかったので、良いを思う細さを考えながら作っていました。「これ、あげよう!」と運んでいました。
⑤子どもたちへのお話
みんなが使ったまきは1組さんが用意してくれたものだよ。
火がついたグループ、つかなかったグループがある。自分のところがついたからって、自慢されたり・・・
つかなかったことを『なんやつかなかったのか!』なんて言われたらいやだよね。これは競争じゃないんだから。
みんながグループで協力して励ましあってできたということがすばらしい。
みんなは「納得!」って感じてうなずいていました。
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自然学校の体験は、活動を通して感じたことに、思ったことに、「価値づけ」をし、子どもたちのものの考え方、
価値観を育てることに すばらしさがあります。うまくいったこと うまくいかなかったこと 成功か失敗かではなく、
その過程に学びがあることを感じる体験となりました。とちのき村の指導者の方の子どもたちへの声かけのすばらしさを
感じました。
片付けの時にも、こんな、こんな片付けがある。そして片付け方はこうするんだよ と説明したうえで、
「何分でできそう?」を子どもたちに聞きます。「〇分!」 「じゃあ、〇分でいこう。はじめて!」・・・
子どもたちは一生懸命。ちゃんと時間内に仕上げるのです。子どもたちのやる気を高めるって大切です。
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【木こり体験】
あいさつ 「よろしくお願いします」
川は、どこに流れていく? 「海?」
みんながいるすぐ横を流れている小さな水の流れ・・・ どこにいくと思う?
この水の流れが武庫川に続いているんだよ。君たちの学校のすぐ隣の武庫川
子どもたちは、ずいぶん違うということを感じながら、話を聞きます。
★森と川のつながり。森の栄養が川や海を豊かにするということ
★山に入って木を切る 下草などを整理することの意味
★一番は怪我をしないように安全にすること
★できないことは、森本さんや先生や・・・友だちを頼っていいってこと
★できないからって、それで終わりじゃない。自分にはできることがある 切った枝をどんどん運ぶとかね・・・
【木こり体験 作業開始】
ヘルメットをかぶって出発。
大きさが合わない時は、友だちと交換しながら、ヘルメットを調整していました。
安全についての注意を守りながら作業を進めます。
安全が守れていない時は、子どもたちを集合させて、再度 考えさせます。
集合! 走って集まることが安全じゃないこともちゃんと指摘します。
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作業を終えて、森本所長と少しお話をしました。
所長:武庫北小学校の子ども達、ステキですね。一生懸命作業をしてくれました。
校長:子ども達、本当にいい顔していたなあと感じました。
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2泊3日ではない自然学校だったけれど、尼崎ではなかなか経験できない活動ができました。
とちのき村の方は、「先生方の自然学校への思い、自然学校を通しての先生方が抱く子どもへの思いを
しっかり伝えてくれました。だからこそ、プログラムでの活動がねらいを意識したものになったのだと
思います。
のように、武庫北小学校の自然学校への取り組みについて、話してくださいました。
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※ 子どもたちにとって よき思い出・体験になりました。
三田市野外活動センターの職員の皆様 とちのき村の古橋様をはじめ職員の方々 ありがとうございました。