12月4日~10日までの人権週間にちなんで、人権教育読本「ほほえみ」を活用した
「ほほえみ親子読書」を行いました。家庭での親子のコミュニケーションを図るために
「ほほえみ」に掲載されているお話の一つを親子で読み合ってもらいました。
その中で話し合われたことや感想などを紹介します。
「ぼくって たからもの」
・日頃、好きだよって言ってるつもりでしたが、伝わっていないんだなと感じました。
その後、ぎゅっとだきしめて、宝物だよって教えてあげました。
・何も言葉にしなくても、抱きしめる愛情が子どもには必要だと話し合いました。
「ぞうれっしゃが やってきた」
・今、平和に、いつでも好きな時に動物園に行けばぞうに会えることが幸せだね
と、話していました。
「こんな「ちがい」は」
・家族や友達一人一人ちがいがあって、それがおもしろいけれど、自分とちがう
からといって差別することなく受け入れられる子になってほしい。
「いっつもそうや」
・相手がいやな気持ちになるようなことを無責任に発言するのはもちろん、
ものごとをうわべだけで判断することはよくない。
「王様の試み」
・「自分一人だけちがう」ことへの不安や恥ずかしさが真実よりも優先されて
しまうこと。それはなぜなのか?話し合って、子どもが出した答えは「勇気」でした。
「わたしを伝える」
・相手のことを思って言葉を選んで伝える。難しいけれど、自分のことをわかって
もらい、相手のこともわかりたい。そんな心がけ一つが、いじめをなくす一歩かも?
たくさん感想を出していただき、どうもありがとうございました。
全体として、「子どもの気持ちを聞くことができ、コミュニケーションを図れたことが
よかったです。」という感想もいただきました。これを機会に、親子でのコミュニケーションを
より深めていただければうれしく思います。