日食観察における安全指導について(尼崎市立浜田小学校)
新聞等でも報道されておりますが、5月21日(月)早朝に金環日食を観察することが可能です。国内での金環日食は25年前に沖縄で見られて以来です。次に近畿地方で見られるのは、29年後(北近畿)、83年後(南近畿)になりますので、今回は貴重なチャンスです。
しかし、日食の観察は大きな危険を伴います。学校でも事前に指導をいたしますが、ご家庭でも次の注意を必ず守るようご指導をお願いします。
(1)太陽を直視してはいけない
金環日食の状態でも、太陽の明るさは思っているよりもずっと明るいので、登校中も絶対に太陽を直接見ないようにしてください。
(2)安全な器具を使って観測する
太陽はとても明るいので、専用の日食観察グラスを使用しないと危険です。色つき下敷き、すすをつけたガラスなどでは代用になりません。正しい日食観察グラスを使用する必要があります。
(3)安全な場所で観測する
日食は午前6時台に始まり、午前9時前後に終わります。今回の金環日食は午前7時30分頃に最大となりますので、ちょうど登校時刻と重なってしまいます。太陽を見ていて車道に出てしまったり、逆に運転手が脇見運転をするなどの可能性が考えられます。金環日食では、皆既日食とちがい周りはほとんど暗くなりませんが、普段以上に安全に気をつけて登校させてください。
学校でも南校舎1階(南側玄関)前に遮光プレートを準備しますが、家庭にある日食観察グラスなどを持たせていただいてもけっこうです。
*観察は教師の指示のもとで行います。
(1)国立天文台 金環日食の情報
http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20120521/
(2)2012年金環日食日本委員会
http://www.solar2012.jp/
(3)国立天文台 日食各地予報
http://eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyomi/eclipsex_s.cgi