5年生

公益財団法人尼崎市文化振興財団主催の「おでかけアルカイック アウトリーチ事業」を5・6年生対象に実施しました。

オーボエ奏者の大島弥州夫さんとピアニストの大西隆弘さんが、成文小学校まで来てくださって音楽室でミニコンサートが行われました。

DSCF7971_R.JPG DSCF7972_R.JPG

演奏曲は『オーボエ・ソナタ 第1楽章 K.374d/モーツァルト』、『エリーゼのために/ベートーヴェン』、『ミュージカル「レ・ミゼラブル」より「夢やぶれて」/シェーンベルク』、『涙そうそう/BEGIN』、『オーボエ・ソナタ 第1楽章 K.13/モーツァルト』の5曲でした。

DSCF7967_R.JPG DSCF7952_R.JPG

コンサート後半は、質問コーナーがあり、子どもたちからのさまざまな質問におふたりが答えてくださいました。

授業後の子どもたちからの感想には「演奏しているピアノ、オーボエのきれいな音、迫力のある音が混ざり、とってもきれいだったのが印象に残っています」「ピアノとオーボエだけでとても美しい音楽が演奏できることに感動しました。それから2人のタイミングとかも合っていて、すごいと思いました」ということばが見られました。

演奏が始まると音楽室の空気が変わりました。

普段の授業でも、子どもたちに感動を与えられるような授業ができたらいいなと感じる時間でした。

靴を描く(ひとり一授業)

学校の先生は「教育基本法」という法律で「絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない」と明確に規定されています。

つまり先生とは、常に学び続ける人でなければなりません。

そう固く考えると、教育は非常に難しいものですが、要は子どもを育てるということはそれだけ重い責任を伴っているということです。

成文小学校では研究授業に力を入れています。

すべての先生が1年に1回は授業を公開し、他の先生から意見をもらっています。

今回は図工の授業「靴を描く」が先生方に公開されました。

DSCF7944_R.JPG DSCF7943_R.JPG
DSCF7949_R.JPG DSCF7945_R.JPG

「身近にある靴を描くことで、材質の特徴を捉え、自分の思いを表現していくことの楽しさを味わうことができる」ことを目標にした授業でした。

ただ靴を描くだけでなく、靴になったつもりで想いを詩のように表現することも併せて行われていました。

DSCF7947_R.JPG DSCF7941_R.JPG

ある児童の詩

「このまま ずっとはいてくれ 

 ボロボロになるまで はいてくれ

 小さくなるまで はいてくれ」

この詩が、描かれた靴の横に書いてあると、何とも言えない想いを抱きます。

図工とは、ただ作品を作るだけの教科ではないということを強く感じた授業でした。 

大庄地域課の地域力創生事業のひとつに、生き方探求キャリア教育支援事業というものがあります。

その事業を活用して、5年生を対象に出前授業をしてもらいました。

内容は福祉落語家の壽 文寿(ことぶき もんじゅ)さんに来てもらってお話を聞かせてもらうというものです。

DSCF7893_R.JPG DSCF7892_R.JPG

壽文寿さんは、もの心ついた頃から吃音で、ひどいいじめにあっていたそうです。

吃音を治したいと考えた文寿さんは、ラジオで聞いた落語に感動したことから落語の世界に飛び込み、落語に打ち込んだ結果、吃音を完全に克服したそうです。

今回、文寿さんが自分の半生を語り、そのあと楽しい落語を聞かせてくださったことで、子どもたちは多くのことを学んだようです。

子どもの感想(一部抜粋)

・しゃべるのがはずかしかったのに、しゃべることが仕事になっているということが本当に強いなと思いました。

・いやなことがあっても自分の道を歩んで、やればできるということを教えてくれて、自分もがんばろうと深く思いました。

子どもたちの感想を読むと、『人は、他者から多くのことを学ぶ』ということを改めて感じました。

今後もこのような機会を持ちたいと思えるすばらしい出前授業でした。

新体力テスト

文部科学省が昭和39年以来、「体力・運動能力調査」を開始し、国民の体力・運動能力の現状を明らかにしようとしてきました。

平成11年度から「新体力テスト」となり、これまでのテストを全面的に見直して、現状に合ったものになったそうです。

そんな歴史ある調査が、今年度も成文小学校で実施されました。

3~6年生を対象に記録を取りました。

種目は「長座体前屈」・「反復横跳び」・「立ち幅跳び」・「上体おこし」・「50m走」・「ソフトボール投げ」の6つでした。

DSCF7772_R.JPG DSCF7785_R.JPG
DSCF7781_R.JPG DSCF7770_R.JPG
DSCF7768_R.JPG DSCF7764_R.JPG

尼崎市スポーツ振興事業団からサポートに来てもらい、スムーズに測定が進められました。

今日以降、「握力」・「20mシャトルラン」も記録を取る予定です。

どの子も真剣に、楽しそうに取り組んでいました。

4月19日に4年生から6年生までの、今年度初めてとなる授業参観と懇談会が行われました。
DSCF7644_R.JPG DSCF7645_R.JPG
DSCF7647_R.JPG DSCF7648_R.JPG
DSCF7646_R.JPG DSCF7649_R.JPG
DSCF7650_R.JPG

画像ではすべてをお伝えすることが難しいのですが、どの学年、学級も担任の先生の得意なことを活かしながら、工夫した授業を展開していました。

4月17日の1~3年生の参観日に引き続き、多くの保護者の方にご来校いただきうれしい気持ちでいっぱいです。

令和6年度も素晴らしいスタートがきれています。

この調子で子どもたちの可能性をグングン引き出せるようにがんばってまいります。

5年生の研究授業

教師たるもの日々研修(研鑽と修養)に努めなければなりません。

人を教え育てるためには、自らを高める自覚と責任感が必要です。

2月27日(火)の5時間目に兵庫教育大学の羽田潤教授をお招きして、5年生の国語『大造じいさんとがん』の研究授業が行われました。

DSCF7473_R.JPG DSCF7474_R.JPG
DSCF7476_R.JPG DSCF7477_R.JPG
DSCF7479_R.JPG DSCF7480_R.JPG

従来のように教科書とノートを使い、教師が主導で授業を進めていくだけではなく、タブレット端末を活用し、子ども同士が話し合いながら授業が進行されていきました。(当然、必要に応じて従来型の授業も組み入れていきます。)

授業終盤は、大造じいさんの気持ちを子どもたちがイメージして、吹き出しに考えを書き込んでいきました。

書き込んだ内容は、すぐに電子黒板の画面上に共有されていきます。

これまでのように口頭での発表を聞かずとも、みんなの考えを知ることができるようになっています。

DSCF7485_R.JPG DSCF7482_R.JPG
DSCF7483_R.JPG DSCF7484_R.JPG
授業後、特別時間割ということで子どもたちは5時間目で全員下校し、事後研究会が実施されました。
DSCF7486_R.JPG DSCF7487_R.JPG
DSCF7492_R.JPG DSCF7493_R.JPG

今日の授業で感じたことや考えたことを語り合うことで、自分の実践している普段の授業を振り返ることにもつながっていきます。

最後は羽田教授から授業を総括してもらい、先生方の質問にも答えていただきました。

羽田教授からは「子どもたちは質の高い話し合い活動ができている」、「もっとレベルアップが可能だと感じた」とお褒めの言葉や次につながる励ましの言葉をいただきました。

常に学び続ける教師でありたいと改めて感じることができる時間となりました。

2月21日(水)に5年生が『ヒューモビリティワールド』と『カップヌードルミュージアム』に校外学習に行きました。

朝からあいにくのお天気でしたが、室内での活動が主だったこともあり、あまり雨に濡れることなく1日過ごすことができました。

電車で伊丹まで行き『ヒューモビリティワールド』に入館しました。

DSC04240_R.JPG DSC04243_R.JPG
DSC04247_R.JPG CIMG9980_R.JPG

車産業の歴史を学んだり、展示された実物の車を見ながら構造を学んだりできました。

外でのお弁当タイムも雨が降らずに無事終了。

そして次の目的地『カップヌードルミュージアム』へ。

DSC04249_R.JPG DSC04256_R.JPG
DSC04257_R.JPG DSC04285_R.JPG
DSC04313_R.JPG DSC04318_R.JPG

世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」ができるまでの歴史を学んだあと、実際にチキンラーメン作りに取り組みました。

講師の先生に教えてもらいながら麺の元となる材料をこねてこねて...。製麺機で切って切って...。最後はオリジナルの袋を作って完成!

お土産に市販のチキンラーメンと手作りのチキンラーメン、そして今回使ったバンダナも貰って帰ってきました。

車もインスタント麺も日本が世界に誇る製品です。

今回の校外学習が、これから社会で活躍する子どもたちにとって、未来につながる学びになったかもしれません。

飼育委員会の特別な活動

成文小学校のウサギがお世話になっているライ動物病院とくるり動物病院のお医者さん、それと尼崎市動物愛護センターの職員の方にご来校いただき、飼育委員会の子どもたちが特別な授業を受けさせてもらいました。
DSCF7124_R.JPG DSCF7125_R.JPG
DSCF7127_R.JPG DSCF7134_R.JPG
DSCF7132_R.JPG DSCF7137_R.JPG

動物愛護センターの方が2羽のウサギを連れてきてくださり、実際のウサギにふれながら、お医者さんの説明が聞けるという贅沢な時間になりました。

飼育委員会の子どもたちはウサギとの関わり方、生き物との関わり方を学ぶ良い機会となりました。

尼崎市では、教科ごとに研究会が設置されており、各小学校の担当教員が所属して、尼崎市として授業研究を進めています。

今回、偶然ですが、家庭科教育研究会の研究授業と道徳教育研究会の研究授業が成文小学校で同時に行われました。

家庭科の研究授業は5年1組で、道徳の研究授業は1年1組で実施されました。

DSCF7083_R.JPG DSCF7084_R.JPG
DSCF7080_R.JPG DSCF7082_R.JPG

市内の教員が成文小学校に集まり、授業を参観し、事後研究会を行います。

子どもたちにとっては、多くの『お客さん』に見てもらい、少し緊張しながら授業を受ける経験となります。

教員のスキルアップと併せて、子どもの意欲向上にもつながる取り組みになっています。

コロナ禍が明けて、久しぶりの5日間の自然学校が無事終わりました。

「かわいい子には旅をさせよ」という想いで5年生の出発を見送りましたが、帰ってきた5年生の様子を見ると、こちらの予想以上にみんな元気で、どの子も充実した良い顔をしていました。

(それにしても、まさか観光バスがバックで運動場に登場するとは思っていませんでした...。)

DSCF5252_R.JPG DSCF5253_R.JPG

今回の自然学校は天気に恵まれました。

活動が始まると雨が止み、活動が終わるとほどなく雨が降り始めるということが何回かあったようです。

使い古された言葉ですが、これも5年生のみんなの日頃の行いが良かったからかもしれませんね!

帰校式には多くの保護者の方がお迎えに来てくださいました。有難うございました。

さて、自然学校での学びが、今後の子どもたちにどう影響していくでしょうか?楽しみです。

DSCF5257_R.JPG DSCF5258_R.JPG