1 児童の現状と課題
本校の児童の一部には、些細なことから相手を傷つける言葉や行動が見受けられ、そのことを正していく集団としての力がまだまだ弱い。
そこで、本校では児童の自尊感情を育むとともに、人の役に立てたという成就感を味わえる体験を多く持てる教育実践の工夫が必要である。
さらに、人権教育の取組を公開することにより、地域や家庭との連携も図っていきたい。
また、本校でもスマホ等の使用の低年齢化が進んでおり、情報モラル教育の充実が不可欠である。
2 研究テーマ
『学校・家庭・地域が連携し、家庭への働きかけを重視する中で人権尊重の理念に対する理解を深めながら、自他を認め合える人権感覚豊かな「共生社会」をめざす』
3 ねらい
・コミュニケーション能力の向上を目指し、自尊感情や他者への敬意をはらう心を育む。
・情報モラル教育を通して、スマホなどの正しい使い方を知るとともに、ルールやモラルを守ることの大切さを理解させる。
・学校行事や人権教育の取組を公開し、学校と、家庭や地域とのつながりを構築する。
4 具体的な取組
(1) 研究の概要
(2) 各領域における取組(様式1)
ア 教科における取組
・取組の概要(様式2)【生活】 ・指導案 ・児童の感想
・取組の概要(様式2)【図工】 ・指導案 ・児童の感想
・取組の概要(様式2)【生活】 ・児童の様子 ・児童の感想
イ 道徳における取組
・取組の概要(様式2)【元気の出る言葉がけ】 ・指導案 ・児童の感想
・取組の概要(様式2)【情報モラル教室】 ・児童の様子と感想
ウ 特別活動における取組
・取組の概要(様式2)【あなたならどうする?】 ・指導案 ・児童の感想
・取組の概要(様式2)【いいところみつけ】 ・児童の感想
エ 総合的な学習の時間における取組
・取組の概要 ・指導案 ・児童の感想
5 成果と課題
(1) 成果
・友だちのいいところ、うれしくなる言葉の使い方、みんなで協力して取り組む活動などを通して、自尊感情を高め、相手の気持ちを思いやる行動につながっていった。
・小さな命に触れることで、自分も大切に育てられたことや自分たちの成長を感じることができた。
・教師が定期的にふりかえりをさせることで人権に対する意識が児童に浸透していった。
・情報モラル教育を通して、何気なく使っているスマホの危険性を改めて認識した。
(2) 課題
・保護者や地域とのさらなる連携が課題である。
・子どもたちが主体的に活動できるように工夫をしたが、まだまだ教師主導になってしまう面も見られた。内容や方向性は変えず、さらに子どもたちが主体となって活動することにより、効果を上げていきたい。