1 児童生徒の現状と課題
本校では、これまで行ってきた教育活動を人権教育という観点から捉え、さまざまな実践に取り組んできた。しかし、児童の一部には、些細なことから相手を傷つける暴言を吐いたり、群衆としてはやし立てておもしろがったり、それを許容してしまう傍観者もいないわけではない。本校の場合、特に家庭環境に課題を持つ児童のトラブルも少なくない。このような状況下で、本校児童には自尊感情や自己肯定感を育むとともに、他者の存在を前提として自分の存在価値を感じたり、誰かの役に立てたという成就感や、誰かから必要とされている満足感を味わったりする体験を多く持てる教育実践の工夫が必要である。また、教育支援員SSW、SC等の協働を心がけ、その支援を得、家庭や地域との連携を深め、関係機関との繋がりを踏まえ、人権感覚豊かな「共生社会」の形成を目指していきたい。
2 研究テーマ
『学校・家庭・地域が連携し、家庭への働きかけを重視する中で人権尊重の理念に対する理解を深めながら、自他を認め合える人権豊かな『共生社会』の形成を目指す。』
3 ねらい
・人権教育の精神を学び、確かな人権感覚を身につける。
・自尊感情や他者への敬意をはぐくむ。
・学校行事や人権教育の取組を公開し、学校と、家庭や地域とのつながりを構築する。
4 具体的な取組
(1)研究の概要
(2)各領域における取組
ア 教科における取組
(生活科①がっこうたんけん ・取組の概要 gai1.pdf
・指導案 shi1.pdf
・児童の様子 you1.pdf )
(生活科②赤ちゃん先生 ・取組の概要 gai2.pdf
・児童の様子 you2.pdf )
イ 道徳における取組
(元気の出る言葉がけ ・取組の概要 gai3.pdf
・指導案 shi2.pdf
・児童の感想等 you3.pdf )
(情報モラル教室 ・取組の概要 gai4.pdf
・児童の様子感想等 you4.pdf )
ウ 特別活動における取組
(あなたならどうする? ・取組の概要 you5.pdf
・指導案 shi3.pdf
・児童の様子感想等 you5.pdf )
エ 総合的な学習の時間における取組
(ねーむロードつながる'36 ・取組の概要 gai6.pdf
・指導計画 shi4.pdf
・児童の様子感想等 you6.pdf )
(4年1組の絆 ・取組の概要 gai7.pdf
・児童の様子 you7.pdf
・児童の感想 you8.pdf )
5 成果と課題
(1)成果
・どんな取組も職員と共通理解を図りながら進めていくことで、より内容が深まることに気付くことができた。
・活動で終わらせるのではなく、教師が定期的に振り返りをさせたり語ったりすることで浸透していくことも多かった。
(2)課題
・保護者や地域とのさらなる連携が必要である。
・取組における計画や確認、共通理解のための打ち合わせ時間を教職員で十分に取れないこともあった。
・教師主導な取組が多かったので、内容や方向性を変えず、子どもたち主体となって活動する工夫ができれば、もっと効果的である。