1月に一度来てただいた井上先生が、6年生に2回目の性の多様性の理解についての授業をしてくださいました。
1回目は、LGBTQについての基本的なお話や具体的な例をあげて子どもたちが理解しやすいようにお話してくださったのですが、今回は一歩踏み込んで「社会の壁」についても詳しく話してくださいました。
トランスジェンダーで手術をしていない人がトイレに入るときの周囲の目や本人の葛藤、
戸籍上の性を変えるためには手術をした上で裁判をしないといけないこと、
保険証には戸籍上の性が記載されているため、診療を控えてしまい病気が悪化してしまう場合もあること、
戸籍上の性を変更していないとパートナーになれても家族にはなれないこと、
家族になっていないと病気で運ばれた時などに病院にかけつけることができないこと、
尼崎市ではパートナーシップ制度が導入されているが法律上の権利が認められているものではないこと、
国の法整備が必要だが、「同性婚」を認める議論が国会では進んでいないこと、
などを子どもの疑問に答えるような形でお話してくださいました。
放課後は、保護者の方も交えて学校保健委員会を開催し、研修を行いました。