6年生がゲストティーチャーをお迎えして「性の多様性」についての学習をしました。
尼崎では昨年、同性同士で家族の形をとることができるという「パートナーシップ制度」が制定されましたが、学校の授業の中ではまだ正式に学ぶことになっていません。
性の感じ方は人によって様々であること、L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)T(トランスジェンダー)にあたる人が人口の約8.9%(左利きの人に割合くらい)いること、LGBTの状況も途中で変わることも多いことを教えていただきました。ゲストティーチャーの先生も、自身がそうだと意識したのは24歳の時だったそうです。
パートナーシップ制度があっても婚姻届は出せないこと、救急車で運ばれて病院に入院しても親族ではないので合わせてもらえないことがあるといったことも教えていただきました。だれもが幸せに暮らすためにはまだまだ不十分なところがたくさんあることを知りました。
最後に、LGBTの味方になってほしいと話されました。
・「おかま、ホモ、レズ」など人を傷つける言葉をつかわない。
・自分のことをLGBTだと打ち明けてくれる人がいたら、その人の味方であることを伝える。(その人はあなたを信じて話してくれたから。)
・そして、「大事なことを話してくれてありがとう。何か困っていることはない?」「誰に言ってもいい?逆に、言ってほしくない人は?」と尋ねよう。
8.9%は、30人のクラスでいえば2~3人の計算になります。自分自身の心を押し込めて生きることはとてもつらいことです。LGBTは決してよそのことではありません。自分自身や自分の仲がいい友達にもあてはまることかも知れません。