2016年9月

8月25日(木)算数科教育アクティブ・ラーニング部会(第4・5回)を601研修室にて実施しました。

講話・演習「アクティブ・ラーニングで創る算数授業演習」


 学びの軌跡で創る算数
  授業を見る眼,子どもを見る眼を鍛えよう

 
 植松先生の授業を分析しよう
  (個人→グループ交流→全体交流)
  第6学年「4段目の上り方は何通り?」
  【トピック教材「変わり方」】      
  (授業者 武庫南小学校 植松 大輔 教諭)
  視点①:子どもは能動的に動いていたか
     →子どもが動いた瞬間はどこか?
     →動いた瞬間を引き出すために
       有効な働きかけは何か?
  視点②:次の公開授業に引き継ぐものは何か
     →同じ手立てで試すことは何か?
     →改善した手立てで提案することは何か?
  ○青付箋…よい手立て 自分も使いたい
  ○赤付箋…課題 代案
    
 指導案交流,プレゼン協議
  ○同学年の代表授業と同じ場面の授業略案を
   各自で作成の上,持参(A4版1枚以内)
  ○各グループの代表者が授業をプレゼンするための、
   グループ内での最終検討

 各グループ代表プレゼン発表(12グループ)
  →代表授業者2名選出
  ○模擬授業,プレゼンテーション用ソフトの活用、
   使用する教材(具体物)を提示 等
  ○1~3年 代表授業者 園和小学校
   1年「ひきざん」
   4~6年 代表授業者 明城小学校
   4年「直方体と立方体」

【次回の課題】
  ○代表授業と同じ場面の指導略案作成(どちらかの代表授業)
  ○A4版1枚以内(裏表可),参加者分(48部)を印刷

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【アンケートより】
○一つの単元でも先生方のいろいろな考え方で指導案が工夫されていてとても参考になりました。
 子どもたちがアクティブになる授業をこれからも取り入れていきたいです。
○研究部会に参加して、アクティブ・ラーニングについて考えていく度に,
 これまでのように一つの問題について多様な考えで解決しようだけではだめだなと思っています。
 また,1時間をどうするだけでなく、単元で問いがつながる構成を考えるようになりました。
○様々な形でズレを生む方法を学ぶことができました。
 グループで話すことで考えが広がるように思います。
○授業の見方が向上したかなと思います。
 また,授業の指導案をたくさん見せていただくことで、色々なアプローチの仕方に触れることができ、
 ありがたかったです。
○毎回,算数のおもしろさを感じさせていただき、大変勉強になっています。

8月26日(金)スタートカリキュラムづくり研修講座(1)を6階 601研修室にて実施しました。 

講話・演習「幼児教育から学ぶカリキュラムづくり」


1 幼稚園・保育所・認定こども園でどんなことがされているか?

 
2 幼稚園・保育所・認定こども園の役割
  環境を通して保育(活動)を行っていくことが求められている
 
3 幼稚園・保育所・認定こども園での活動
  遊びを軸にした子どもの主体性を育む教育が行われている
 
4 子どもは遊びから何を学んでいるか? → 子ども理解
  ※一枚の写真から子どもたちが遊びを通して
    何を学んでいるかを考察
    個人 → グループ交流
 
5 協同的な学びとは?
  友だちと楽しく活動するなかで,共通の目的を見いだし,
  工夫したり,協力したりなどする
 
6 学びをつなぐためのスタートカリキュラム
  ○入学後1ヶ月間
  ○幼児期の遊びの要素と教科学習の要素を合わせた
   合科的・関連的な学習プログラム
 
7 スタートカリキュラム作成のポイント
  ○子どもの目線に立つ(実態の把握)
   ○「これまでにやってきたことが通用する!」という自信をつける。
   ○学校生活に必要な生活習慣を身につける。
    (そのためにも園と学校の生活習慣の違いを把握する。)
   ○楽しくわくわくするようなプログラムを作成する

8 グループ演習 スタートカリキュラムの作成
  ①実態を把握し,身につけてほしい力を明確にする。
  ②どんな力,どんな習慣をいつまでに身につけてほしいか。
  ③入学当初の指導内容・指導方法・指導時期の構想
  ④週ごとのねらいを設定する。一日の流れを考える。
  ⑤夏季休業後の学校生活への適応を促すプログラム

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【アンケートより】
○研修を通して、小学校の先生、中学校の先生方と意見交換をしながら、いろいろな視点から見ることができ、
 とてもいい機会でした。
○小学校での子どもの姿や小学校の先生から見た幼稚園のイメージ、小学校で大切にされていることを
 聞くことができ、大変勉強になりました。
○幼稚園や中学校の先生とお話できて参考になりました。
 小学校で身につけさせたい力をあらためて考えてみたいと思います。
○幼稚園の先生が保育のなかで子どもたちに身にけたい力、大切にされていることがわかり、
 一年生への指導に活かしていきたいと思いました。

8月24日(水)理科教育研修講座(2)を4階 コンピュータ研修室にて実施しました。 

講話・演習「ICT活用を通した理科教育の可能性」


1 なぜICTを活用するのか
  ねらい(育成する力)の達成に迫るために,
  ICTを活用することで教育効果を高めることができる
 
2 教員のICT活用指導力(5大項目)
  A:教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力
  B:授業中にICTを活用して指導する能力
  C:児童生徒のICT活用を指導する能力
  D:情報モラルなどを指導する能力
  E:校務にICTを活用する能力
  ◆チェックリストによる自己評価(受講者)回答→集計
  ◆教員のICT活用指導力

3 尼崎市教員のICT活用 →理科の授業映像を通して
  ①eライブラリの活用
  ②デジタルカメラの活用
    【演習】ハイスピードカメラで撮影 → PCに写真取り込み
  ③動画の活用
    【演習】動画の取り込み → 撮りためた動画を活用
        →ジャストジャンプで動画作成
  ④ジャストスマイル 学習ソフト「話し合い名人」の活用
    【演習】付箋に自分の意見を書き出す 
        グループで意見交流 …「いいね」で賛同を表す
        (グループで意見をまとめる→発表する→振り返り)

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【アンケートより】
○2学期から授業に使える内容がたくさんあり、取り入れていきたいと思います。
○他の先生方のICTの活用方法なども真新しく、学校で取り入れていきたいと思いました。
○わかりやすく実践したい内容でした。学力向上につなげられるような授業を研究します。

・ 育てる学校をめざして
    
上坂部小学校 校長 増田 吉英

・ シリーズ化した研修について
    教育総合センター 総括 重信 親秀

・ 「信頼」「工夫」そして「感謝」
    
訪問指導員・元上坂部小学校校長 井上 和夫

・ 教育総合センターについて
    教育情報コーナー担当:幾田/フィルムライブラリー担当:上玉利

こちらからご覧ください ↓
教育総合センターだより No.141(PDF)

 
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