2015年8月

 8月4日(火)生活科教育研修講座を第1研修室にて実施しました。

講話・演習「子どもの学びと育ちをつなぐために~幼小で連携して接続期の授業をつくろう~」 

講話「子どもの学びと育ちをつなぐために」

○年間授業時数,小学校学習指導要領(生活科),幼稚園教育要領,
  保育所保育指針 等
○小1プロブレムはあるか?
○小学校教育の誕生~約200年前から 
○幼稚園の誕生~約180年前
○生活科成立の歴史(創設) 平成元年 小学校低学年の理科・社会の廃止
○生活科成立の歴史(第2期)第1回改訂 平成10年 10年間の成果と課題を
  踏まえて
○生活科成立の歴史(第3期) 第2回改訂 平成20年
  PISA調査などを踏まえて、「生きる自分への自信」を!
○幼児教育との段差(例)
○幼児教育の効果に関する代表的な研究成果~ペリー就学前計画~
○諸外国における幼児教育の無償化に係る動き
○グラデーショナルな学びの時代
○これからの時代に必要な「学力」
○生活科の教科目標
  具体的な活動や体験を通して ←大前提
  自立の基礎を養う ← 最終目標
   学習上の自立,生活上の自立,精神的な自立
○「気づき」とは~生活科学習の核~


演習「幼小で連携して接続期の授業をつくろう-」

○幼小で連携して接続期の授業をつくろう!(幼小グループ演習)
 「みずで あそぼう」 どんな あそびが できるかな。
  (「あたらしいせいかつ上」2014 東京書籍)
○全体交流会
 画用紙にまとめた各グループの授業案を発表する。1 生活科成立の歴史
 

 






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【アンケートより】

○大変わかりやすいお話で幼稚園で大切にすること,育てることを確かめられました。
  また,小学校でも大切にすることがわかり,互いに校種のちがう先生とこのような機会を設けていただくことが
  とてもよかったです。ありがとうございました。
○とても興味深く,実践から学ぶことができた研修でした。
  小学校の先生といっしょに指導案を考えることの難しさを感じながらも,このように両者いっしょに考えていく時間が
  大切だと感じました。
○実際に小学校の先生とお話して,指導案をつくることで幼小連携の課題や大切さが改めてわかりました。
○大切な子ども一人ひとりの願いや思いから学びははじまっていくということを感じられました。
○幼稚園での遊びからどう学ばせるか,気づかせるか等を話し合うことができてよかったです。
  幼稚園で行われている学習内容をしっかりと知り,実践に結びつけたいと思います。
  
8月25日(火)小学校算数科 教師の授業力向上研修講座(3)を科学実験室にて実施しました。

講話・演習「第3回 アクティブラーニング型 算数授業創り道場」

  
1.学力差を乗り越える授業創りのポイント
 ア 先行知識だけでは対応できない課題提示
 イ 認識の曖昧さ(ズレ)の自覚
 ウ 認識の曖昧さの原因追究と共有
 エ より便利な方法への思考の転換
 オ 新しい問題場面への思考の発展


2. 指導案演習①
※自分の学級で算数の研究授業を実施することを想定し,「どの領域」,
    「どの単元」, 「どの場面」で,「どんなふうに展開したいか」等について
    指導案にまとめたものを持ち寄っています。
 
   1・2年,3年,4年,5年A,5年B,6年A,6年Bの合計7グループ
 (1)指導案のプレゼン(一人10分程度×グループ人数)
 (2)質疑
 (3)相談タイム

3.指導案演習②
 (1)各グループで代表授業者を決定
 (2)各代表授業者によるプレゼン
      (一人5分程度)
 (3)本代表授業者2名を決定
      (1~4年…1名,5・6年…1名)

4. 次回の課題
○本代表授業(2本)と同じ場面の指導略案作成(本時案)
○A4版1枚以内(裏表可)
○参加者分(32部)印刷
 
 

 


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【アンケートより】

○同学年の先生方と単元を考え,様々な指導案を交流でき,今後の自分自身の実践にも生かせると思いました。
○児童の考えのズレをうむ授業を提案するのに自分の授業案はまだまだ足りないなと思いました。
  今回も勉強になりました。
○今回の本時は本当に自分だけのオリジナルで組み立てることができた授業です。
  子どもの考えを引き出して,授業を考えていく ことをもっとレベルアップさせていきたいと思います。
  

 

 7月30日(木)国語科教育研修講座(1)を第1研修室にて実施しました。


講話・演習「主体的に学ぶ国語科の授業の創造」-新学習指導要領の改訂に向けて何を変えるか-
 

○平成27年度 全国学力・学習状況調査 国語B問題より ⇒ 単元を貫く 言語活動
○キーコンピテンシー
  個人と社会との相互関係…社会・文化的,技術的ツールを相互作用的に
     活用する能力
  自己と他者との相互関係…多様な社会グループにおける人間関係形成能力
  個人の自律性と主体性…自律的に行動する能力
○アクティブラーニングについて
○授業づくり(単元づくり)⇒教科書以外の教材をどのように取り込むか。
  学習計画の共有化⇒子どもたちと一緒に学習計画を立てる。
  指導と評価の一体化⇒目標を共有し,きちんとリフレクションできるか。
○ルーブリックについて
○単元構想に至るまで
  ◆言語活動 → 単元を貫くものになっているか。
  ◆目標と評価 → 的確で,明確で,評価できるものか。
  ◆学びの成立 → 効率より,意味があるものであるか。
○指導案を読むにあたって
○3つの「ル」
  ツール(道具・学習材)…挿絵,ワークシート,しかけ文
  ロール(役割分担,体験・経験)…ペアトーク,動作化,ふりかえり
  ルール(学び方・学習規律)…話し合いの方法,ワークシートの書き方,
                                                 授業の形式

○自ら学ぶための授業設計
    ◆「教科書を」から「教科書で」へ 
    ◆「指導書」から「子どもたちと」へ
    ◆「指導計画」から「学習計画」へ 
    ◆「交流」から「深化 定着」へ
    ◆全体の中の一時間という意識 
    ◆学びの意味を共有する
    ◆学び方を習得させる

○ワークショップ型演習(グループ交流→全体交流)
  話し合い①・② …あなたならどのように話し合いを進め,解決しますか?

 

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【アンケートより】

○アクティブラーニングの説明や授業における指導内容等の総論的な講話から,ワークショップ的活動に至るまで,
  盛り沢山な内容で充実していました。
○今後の指導要領に合わせた活用型(アクティブラーニング)の国語科の展開の仕方や考え方が学べて
  本当によかったです。
  演習もとても盛り上がり,引きつけられました。また,今後もたくさんのことを学習させていただきたいと思います。
○子どもと目標を共有し,一緒に授業を創り上げていくという考えを大切にしたいと思いました。
○子どもたちで言葉をつないでいくような授業を行いたいと思いました。

 

7月28日(火)算数科教育研修講座を第1研修室にて実施しました。

講話・演習「アクティブ・ラーニング型 算数授業創り道場」
 

1.算数で鍛える思考力とは
     帰納的な考え方,類推的な考え方,演繹的な考え方,一般化の考え方
     算数的読解力,再現力

2.「たい」を引き出す授業構成を
     友だちの考えとのズレ,予想とのズレ,感覚とのズレ,既習事項とのズレ
     ※算数授業創り演習① … 4年生「表とグラフ」 二次元表

3.2020年版学習指導要領「アクティブ・ラーニング」がキーワード
     アクティブになっていない問題解決 ⇒形式に授業を当てはめることが先行し,
     能動的追究がない

4.問題解決型の問題点
     課題提示  ⇒ その課題はおもしろいですか
     見通し   ⇒ 取組み前に解き方を聞いてしまう
     自力解決  ⇒ 全員が求答するまで待つ?
     考えの発表 ⇒ その発表本当に聞いている?
     練り上げ  ⇒ 一般化の視点は子どもから
     まとめ   ⇒ 子どもの思いとフィット?

5.「アクティブ・ラーニング」の創り方のポイント
  ○子どもが自ら動き出す仕掛けを創ろう!⇒「問い」が連続する自力解決
  ○子どもの素直な声を授業の舞台に載せる
  ○1時間完結型からの脱却で単元展開がアクティブに変身
  ※算数授業創り演習② … 4年生「表とグラフ」 折れ線グラフ
  ※算数授業創り演習③ … 4年生「小数のしくみ」
  ※算数授業創り演習④ … 4年生「四角形を調べよう」
  ※算数授業創り演習⑤ … 4年生「1けたでわるわり算」
  ⇒「いつでも使えるかな?」と一般性を問うことで,授業展開は複数時間に渡って
      連続する展開に変身します

 

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【アンケートより】

○「形式ではない」とおっしゃった尾﨑先生の言葉が心に残りました。自分がワクワクしないような研究から脱却し,
  子どもたちが「したい!」となるような授業ができるようにもっと勉強しよう!という前向きな気持ちになりました。
○自分も問題解決型の授業をしていたのですが,全然力がついていないなと思っていました。
  今回お話を聞いて,問題点がよくわかりました。2学期からは子どもの「たい」気持ちを引き出す授業をしたいと
  思います。
○子どもたちの素直な問いや考えの中に,たくさんの学びの種が存在しているんだと驚きました。
  その種に気づかず,自分は無駄にしてしまったこともたくさんあるのではとゾッとしました。
  子どもたちの問いを共有して,算数の本質に迫り,いっしょにワクワクできるスッキリする授業をしたいと
 心から思いました。

 

教科化に向けての外国語活動研修Ⅰ―(1)(2)
【英語教育の教科化を踏まえた国の動向と英語教育の考え方】

  
7月24日(金)と7月29日(水)
 
「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」 

2020年度から、小学校3,4年生は週1~2回の「活動型」での外国語活動授業、
小学校5,6年は「教科型」として週3回の実施となります。
まだまだ、研究の余地がありますが、来たる2020年度に、
児童の教育できるように、今からの準備が大事になると思います。

さて、
「私たちにできること」
「私たちがすべきこと」に目を向けていく必要があります。

○外国語でコミュニケーションを経験しその楽しさ、もどかしさ、恥ずかしさ、
  厳しさを実感することでコミュニケーションの意義を知らせること。
○小学校が、言語活動中心の授業の基礎をつくること。
○小中を結ぶ CAN-DOリストによる4技能の目標の共有を図ること。
 
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 【アンケートより】

*自分が知っている英語の知識で考えるのではなく、
    子どもたちに指導する場面を想像 しながら研修を受けることができました。
*話が自分の中に入ってくる内容・口調でした。
    チャンツの意味をしり、軽視していたことに気づき、反省しました。
*参加型の研修が良かったです。はじめて、英語の指導に関する話を聞き、相手意識・
    目的意識など、国語科と同じだなと思いました。
*わかりやすいお話で、大変勉強になりました。具体的なお話でしたので、
    2学期からの外国語活動に活かせたらと思います。
 

 

 
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