平成25年 技術・家庭科教育研修講座 (8月20日)

尼崎農業の改善と発展に向けて、中心的な役割を担って活動されている経験からお話をいただきました。受講者は、尼崎の伝統野菜(尼藷など)復活の経緯や現在の取り組み、尼崎や日本の農業の課題や今後について理解を深めました。
また、市政出前講座の活用や家庭科実習に使う尼崎産野菜の手配など、今後の授業実践における学校、尼崎の農家、市政の協同的な活動への一歩として、良き情報交流の機会となりました。

 

《 内容 》
 講話 「尼崎の伝統野菜と農業について」
 

《 講話より 》
 1 伝統野菜の取組み
  ・ 尼崎の農業分布、概要
  ・ 尼藷栽培収穫量の経緯、販売風景、製品化、ボランティアによる栽培
  ・ 尼藷焼酎「尼の雫」、製造行程、市民・企業・行政等の協働
  ・ 課題(事業継続、生産農家の組織拡充、援農市民ボランティアの拡充

 2 尼崎の農業の概要(尼崎市の農業に関するデータより)
  ・ 近郊農業としての利点と課題
  ・ 尼崎市内の自給率

 3 日本の農業の状況(いちばん身近な「食べもの」の話より)
  ・ 私たちの食べものはこんなに外国に頼っています
  ・ 常日頃から自分の国でつくることが大切です
  ・ 田舎の農業の利点と課題(北海道の酪農など)

 4 技術・家庭の教科書を読んで
  ・ 遺伝子組換え食品の安全性について
    (遺伝子組替え食品を食べても大丈夫ですか)

 5 連携、ご提案
  ・ 市政出前講座(稲穂を用いた授業など)
  ・ 尼崎市産の野菜の手配(家庭科の調理実習など)
  ・ 課外授業(農業体験)
 

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《 感想より 》
  • 教師とは異なる立場からお話が聞けて、多面的な見方、考え方ができ、新鮮でした。尼藷を通して、子どもたちの住む尼崎の現状を知ることができました。
  • 遺伝子組み換えや酪農の話、TPPに至るまで、とても興味のある話ばかりで、おもしろかったです。
  • 特に自給率のことなど、家庭科、社会科で話ができることがたくさんありました。
  • 今日のお話を、9月からの授業に使わせていただきたいと思います。また、機会があれば、ぜひ学校で講演していただきたいと思います。
  • 農政課が授業実践においても協力していただけるとは知りませんでした。今度、5年生を担任したときは、米作りの指導をよろしくお願いします。
  • 尼崎産の野菜をいただいて、調理実習ができたらいいなと思いました。3学期にでも検討したいです。

 

 
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