平成25年度 マイスター教員による公開授業研修講座(4) (9月9日)

数学をじっくり学びたい生徒のコースでしたが、特にグループ学習の場面で、意欲的に思考する姿がみられました。教諭の臨機応変の発問や支援は経験に裏打ちされた的確なものでした。講話では「生徒が考える授業」のポイントや数学科全体を見て年間指導計画を立てることを指導していただき、大変参考になりました。

 公開授業及び講話
   「数学科 3章 2次方程式 2節2次方程式の利用 ①2次方程式の利用」 
 

 1 公開授業
  (1) 授業目標の確認

  (2) 例題の理解
     ● 例題を生徒とともに解く
     ● 生徒がつまずいたときは、平易な発問に切り替える。

  (3) 問題の理解
     ● 3人組になり、集団思考する。
     ● 巡回するが、質問されるまで指導しない。
     ● 互いに質問や説明をしていることを確認する。
 

 2 講話
  (1) 講話「子どもが思考する場面をどう仕組むか」
     ● 生徒自身の力量とは関係なく、活発に思考する時間を作る。
     ● 授業の流れ「一斉指導→グループ学習→一斉指導」
     ● 他教科でも「考える授業」づくりが大切。

  (2) 質疑応答
     ● 考える場面を単元の中でどのくらいの配分するのがよいか。
       → 充実コースとじっくりコースで配分を変える。
     ● コース希望制のメリット・デメリットは?
       → 自分で選んでいるから、そのコースの進め方に納得して
         いるのがメリット
     ● 低位の生徒にどこまで手をかけたらよいか。
       → 授業の時間ではフォローしきれないので、時間を切って、
         後でフォローする。
     ● 進度が早いようですがどのようにされていますか。
       → 全体を見て、選択と集中。

  (3) 講話2「指導者としての思い」
     ● 経験により生徒に対して大胆にアプローチする力がついた。
     ● 「一方的な授業だけはやめておこう。」と心がけている。
     ● 子どもの考える活動が板書に残る授業にする。
 

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 【 研修アンケートより 】
   ● 先生の授業は2回目でした。見ている私たちが、のめり込んでしまうような雰囲気で、自分たちが生徒として
     受けたいなと思う授業でした。
   ● 考える授業とは何か、という事を改めて考えるきっかけとなりました。
     “考えるしかけ”を授業の中に入れる必要があると感じました。

 

 
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