2012年9月

座談会を教育総合センター第3研修室にて行いました。

【講話要旨】

 『信用されていない子ども達は自尊感情がなく何でもやってしまう。信じられている子ども達は自分を律することができる。信用されているように感じさせるには、1日や1週間の中で叱るばかりではなく、ほめてあげることが大切であり、それにより自尊感情が育っていく。親も先生達も、子ども達の良い面を見つけていく (評価する力)ことから始めてほしい。

 今の子ども達は、「生きる力」が弱くなっていると言われますが、このことは、体力を付けるだけでもずいぶん違ってくる。また、心を病んでいる子ども達に対しての対応は専門家にしかできない。ただし、精神薬を少年に使うことは大変危険であり、注意が必要である。薬より環境を変えることが大切であり、良くない環境とは、親の過剰な期待が1番で他には親の虐待、性的な虐待などがある。

 リストカットなど自傷行為も増えてきている。これは伝染するように広がるので、注意が必要。学校ではスクールカウンセラーが解決すべきだと思われるが、大変難しい。学校現場では大きな問題として取り上げ、精神福祉センター、養護教諭、保健所や医者などの専門家に協力を求め、ケアをしてもらった方が良い。』

 45分という短い時間ではありましたが、有意義な意見交換ができました。貴重なお時間をありがとうございました。 

谷修氏を囲んでの座談会

谷修氏を囲んでの座談会  

 

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 七松小学校にて第4学年 理科「月」の公開授業と講話を実施しました。

 公開授業では、「月が形を変えていく訳を説明してみよう」をテーマに、いろいろな発表方法で説明する度に質問や改善案が出され、熱心に取り組んでいました。

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 「月の形の見え方」は、6年生の内容ですが、「子どもが興味を持ったときに考えさせること」の重要性から、保護者の協力も仰ぎながら、自分の考えを発表しようと挑戦しました。

 図にまとめた内容を大型テレビに映し出して説明しました。

 (「テレビに映し出す方法は自分には思いつかなかった。」という
   感想が出ていました。)

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 地球と月、太陽(電球)の装置を作り、半月を作り出してみました。

 「これが半月です。見えますか。」という説明に「ほんまや。」や「見る場所によって見え方が違う。」と子どもが答えていました。

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 「子どもが理科にめざめるとき」をテーマにご講話いただきました。

 「自分が愉しいと思うことを子どもに見せたり聞かせたりしてみよう。」というお話に聞き入りました。

≪ アンケートより ≫
  • 「子どもの心を少しでも動かせられればという言葉に実感しました。
  • 子どもたちの授業に対する興味関心(特に目)がすごいと思いました。
  • 理科離れは子どもたちではなく、教師側にあるのだと痛感しました。

 <※ 指導案等は、AMA-NETの掲示板に添付しています。ご活用ください。>

 

 児童生徒の学習・生活規律の定着について、専門的な立場から講話と演習を実施しました。

 ≪ 内容 ≫
  講話・演習  「小中連携を見据えた児童生徒の学習・生活規律の定着」
 

○ 児童生徒との信頼関係づくり 
  • 先生からのうれしい・やる気が出た言葉
  • いやだと感じた先生の態度
  • ノンバーバル(非言語)コミュニケーション
  • 傾聴 

  例 ) あなたはどのように話しますか?

  (子ども) 習い事を始めてから1ヶ月経つんやけど、
         もう嫌になってもて辞めよかと思うねん。
   (先  生) 1ヶ月で辞めよう思うなんて、よっぽどつらいんやろな
 

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○ 「治療的予防」「教育的予防」を使い分ける

  • 「治療的予防」
     「(課題のある)児童生徒を 変える(直す)」
                    【大人・専門家主導】
  • 「教育的予防」
     「(すべての)児童生徒が 変わる(育つ)」
                    【児童生徒が自ら】 

 ○ 小中連携の課題 (アンケート結果より)

  •  実質的な話し合いの回数が少ない
  • 交流は行っているが、学習の連携指導までには至っていない   

 など、講師の体験を通した講話やアンケート結果はとても興味深い内容でした。

 また、実際にどのように考え行動するのかを問う演習は、受講者にとって主体的に考えることができ、より実践的な研修に
なりました。
 

≪ 受講者からの感想 ≫

  • 生徒指導の基本的な考え方など、とてもわかりやすかったです。
  • 初心を忘れないために受講しました。
  • 自分の気持ちがゆったりしている時は話もゆっくりと聞いてあげられますが、いつもそんなわけにはいきません。
    でも、仕事しながらでは、聞くことにはならないので気をつけたいと思います。
  • 経験に裏打ちされたお話だったので、とても具体的で理解しやすかったです。

 

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 「人権文化の息づくまちをめざして」をテーマに、研修を実施しました。

 「人権とは」からはじまり、「尼崎市人権教育・啓発推進基本計画」に触れ、「人権問題の現状と課題」をインターネットによる差別落書き事件など具体的な事例をもとにお話いただきました。

 「『人権尊重のまちづくり』には、人権侵害の現状から目を背けることなく、節度ある対応をめざしていかなくてはならない。また、参加体験型の研修などの推進など、皆で共に生きる社会の実現をめざしていきたい。」と氏丸氏は、力強く話されました。

 また、「教育者として、知らないでほっておくことになるよりも、知った上で配慮していくことが大切ではないか。」と―。

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≪ アンケートより ≫

  • 人権教育は、「寝た子を起すな」ではいけないと思います。間違った口々の伝えから、偏見的になるのではなく、正しい歴史を伝えていくことが大切なのだと思います。
  • 知らなかった実状を知ることができて、よかったです。落書き事件のような差別があることは腹立たしいとは思いますが、「ある」ことを知ることも大事だと思いました。
  • 尼崎でのインターネット差別落書き事件やモニタリングの例をみて、本当に怒りがこみ上げてきました。そして、これは学校現場でも無縁なことではありません。法律は切れても、部落差別や在日問題も、まだまだ残っている現実を改めて知りました。学校でも、人権教育をしっかりしていかなければと思います。

 

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 「多様な読書活動のための授業のアイデア」をテーマに、講話及び演習でご指導いただきました。

 「児童生徒には、教師自らがおもしろいと感じる本の紹介が、一番の読書指導になります。」と講師先生が話されました。

 「わたしの読書生活史」をお話くださり、つづいて、受講された先生方も書きました。

 はじめは、戸惑っておられた先生も、オリジナルの書き方で「読書生活史」を黙々と書いておられました。

 そのあと、グループで交流会をもちました。それぞれに自分を振り返る時間を共有することができて、話すこと以上に聞くことが楽しい時間となりました。

 

 ≪ アンケートより ≫
  • ヒントがいっぱいの講座でした。講師先生の読書量の多さにびっくりしました。本好きな子は、本好きな先生からだと思いました。
  • 先生の話に引込まれました。おもしろかったです。
  • 「自分読書史」を書いてみて、いかに本を読まない人生だったのかを再確認できました。
    子どもに本を読ませるためには、まず、わたしから・・・・
  • 「読書生活史」というものをはじめて書いてみましたが、とても興味深かったです。
    クラスの子ども達にも書かせてみたいと思いました。

 

授業における柔道の安全指導について、専門的な立場から講話と実技演習をいただきました。
     
《内容》
1 挨拶
2 講話及び実技演習 「柔道の安全指導」~女子への指導を視野に入れて~
 
 
《講話》
  女子への指導の注意点
  • 体(関節)が柔らかく、筋力が弱いので、ペアを組むときは必ず体格を合わせる。
  • 体幹の緊張がしにくい(剛体の姿勢がとりにくい)ので、力の入れ方から練習させる。
  • 打ち身(青アザ)になりやすいので(受身の練習だけでも)、可能であれば運動用マットを用意したり、予め生徒・保護者に説明が必要である。

    など、具体的なお話をいただきました。
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《実技演習》

○ 実技指導の注意点

  • 取りと受けにそれぞれ別々に注意を与える
  • 受けが安全に倒れる練習がまず重要である(取りがどう投げるかは次)
  • 参ったの合図を最初に教える

授業前後の体調・ケガの確認など、実践的な実技演習を受けました。 受講者は、テンポのある講話  や実技演習に引き込まれるように集中して取り組み、あっという間の2時間でした。

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   寝ながらテレビを見る姿勢が、横受身の姿勢になる。

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投げ技を使っての横受身の練習。

《受講者からの感想》
  • 女子に柔道を教えるということを細かく分かり易く教えていただきました。
  • とてもわかりやすかったです。授業の進め方や具体的な例や声かけの内容など、今まではあまり自身がありませんでしたが、私にも柔道が教えられるかも、と思えました。ただ、1回2時間受けるだけでは半年も立つと柔道着の着方すらわからなくなるのです。それほど、基本から全く知らない者には、なかなか教えるというのは難しいです。
  • 授業の計画を組み立てるのに、とても参考になりました。練習をして、3学期の柔道の授業に備えたいと思います。

 

若手教員の育成に力を注がれている授業改善アドバイザーの尾﨑 一郎 氏と前授業改善アドバイザーの今本 芙佐子 氏を講師として迎え、尼崎市の英語科教育について実践的な立場からお話をいただきました。
     
《内容》
1 講話 「4技能をバランスよく育てる言語活動のあり方」
 
 
・ 小学校外国語活動から中学校英語へのスムーズな移行
 小・中連携、小・小連携、中・中連携、複数の中学校区内の小・中連携など、多様な連携が大切です。
 
・ 高等学校で英語で授業を受けられる素地をつくる
中・高連携や中学校での言語活動を増やすことが必要です。特に、クラスルーム・イングリッシュやティーチャー・トークのレベルの向上と日々の繰り返し、またALTの活用が大切です。
 
・ 公立高等学校入学検査への対応
語彙力をつける活動や長文を読む練習がポイントとなります。
 
・ 目標をはっきりさせ、ゴールに向けて1年分の指導計画を立てておく
教科書の内容をそのまま教えるのが目的ではない。児童生徒の状況を把握し、最終的にどんな力を身につけさせるのかを常に念頭において、授業に取り組むことが大切です。
 
など、受講者は尼崎市の英語科教育の現状と課題を知り、今後の教育実践における方向性やその具体的な対策について学びました。


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 《受講者からの感想》
  •  自分自身の授業を振り返って、今のままで良いと思える点や改善した方が良い点などに、気づくいい機会となりました。ありがとうございます。
  •  語彙力、単語力はどんな時にも需要なので、他教科でも繰り返しが必要ですね。計算もしばらくしないとすぐ忘れてしまいます。整数、分数、小数がはいってくると約束ごとを忘れ自分流で解いてします。定着させることがとても大切だと思います。
  •  日々の授業内ではその時間にすべきこと、生徒対応に追われ、“ゴール”を中心にしての授業展開ができてきいないなぁ・・・と反省しました。今後も尾﨑先生、今本先生のお話しを楽しみしています。

 

 応用行動分析の基礎的な理論や学校現場での実践的な活用への手立てについて、専門的な立場からお話をいただきました。
     
≪ 内容 ≫
講話 「発達障害の児童生徒の理解と対応」  ~応用行動分析(ABA)の視点を通して~
 
・支援には診断が必要か?
 診断は長期的な視点でみると大きなメリットがありますが、必ずしも診断がないと支援できないというのはまちがいです。行動観察から、今できる支援を今すぐ行いましょう。
 
・行動の前後から行動を理解することが大切
 ABC分析(A:すぐ前の状況→B:行動→C:すぐ後の結果)を行い、例えばC(すぐ後の結果)の部分を強化(よいことがあると、その行動が起こりやすくなる)または弱化(良くないことが起こると、だんだんその行動は減っていく)することで行動を変化させることができます。
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・実践ABA(応用行動分析の実践での活用方法)
  行動を変える・作るプロセス1~11
  1. 困った行動をリスト化
  2. 介入の優先順位を決める
  3. 行動を具体的に書く
  4. 目標行動を決める
  5. ABC分析しながら行動を観察する
  6. 行動のデータをとる
  7. 行動介入計画を作成する
  8. 適切な行動を増やす
    問題行動を減らす・変える
  9. 介入の効果をチェックする
  10. 介入の効果がある場合の考え方
  11. 介入の効果がないときの考え方
 併設校における課題を持つ生徒への対応も含め、応用行動分析(ABA)を活用した実践事例を数多く、写真等交えながら紹介していただきました。
 
 障害の診断の有無に関わらず、広く子どもたちを理解し支援する上で、応用行動分析(ABA)の有効性を認識する研修となりました。
≪ 感想 ≫
  • わかりやすい実践的な講演をありがとうございました。自分の地域の高校生の実態とよく似ていたのでとても勉強になりました。また小学生の生徒指導にも生かせることがたくさんあったので参考にさせて頂きます。
     
  • 行動の記録を取ることの大切さや子どもの好きなこと、のばすことのできることを見つけ出すことをもう一度考えてみたいと思いました。ほめられることは大人になっても嬉しいので、子どもはもっとほめてほしいものだと思いました。(ほめる状況を意図的に)
     
  • ほめ方叱り方のポイントの話を聞いて、叱る時には理由をつける、また、ほめる時には、意図的にほめる場面を作るということを実践したいと思った。
     
  • 現場でもすぐ取り組めそうな内容だったので、生かせていけたらと思いました。後半の実際の高校の授業風景を見られたことは、とても参考になりました。小、中学校での身につけさせておきたいことに対して、もっと子ども達にはたらきかけていかなければと思いました。

 

 「支援を必要とする子ども達が生き生きできる学級・学校・地域とは、すべての子ども達が生き生きできる学級・学校・地域である。」と、そのための取り組みについて、体験を交えながら熱く語られる米田 和子 所長が印象的でした。
 
≪ 内容 ≫
講話  「特別支援教育の視点から見た学級づくり・授業づくり・学校づくり」
       ~ユニバーサルデザインの授業を通して~
 
 
≪ 講話 ≫
  • 学習や生活のつまずきへの早期の気づきと対応が大切

  • 一人一人を大切にした教育とは、一人一人の違いを認めていくこと

  • 異なり方をだせる学級、異なり方を認め合える学級が基本      など

 発達障害の特性ごとに見られる子ども達の課題を一つ一つ提示され、その理解の仕方や支援方法について、演習を交えながら具体的に説明されました。
  受講者は、学級や授業づくりへの実践的な手立てを得ることができました。
 また、2学期以降、学校現場にて意欲的に取り組んでいこうとする声も多く聞かれました。
 

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 左の写真の文字は何と書かれていますか。
  ヒント① 上と下に線を引いてみると・・・
  ヒント② 白い部分を読んでみると・・・
                   そうUFOです。
  わからない子ども達がいた場合、ヒント①と②がその子達への支援となります。教師の支援一つで読めない字が読めるようになります。

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 演習の中で問われる謎の文字を読もうと必死に考える受講者たち
≪ 感想 ≫
  • 認識する体験もあり、特別支援の子たちがどのような感覚で情報を得ているのかが分かりやすかったです。
     
  • クラスの子の顔を思い浮かべながら、講座を受けさせていただきました。2学期以降、できるところからチャレンジしてみよう思います。みんなにとっていいクラスになるようがんばりたいと思います。
     
  • 考え方が変わりました。
    特別支援を必要とする子どもへの接し方、考え方について、悩んでいた部分があったので、聞けて良かったです。
    周囲の子どもにどう理解してもらうか、本人にはどう成長してもらうか。様々な問題に対して経験や体験を交えて話して頂き、大きな財産を頂いたと感じております。
     
  • 授業中のユニバーサルデザインの具体が色々とわかりよかった。
    集中して学習できる環境作りを目指していきたい。

 

【こころに寄り添う聴き方を学ぼう】

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講話:「話のポイントはくり返そう」
(1)話し手の混乱を整理、確認する効果あり
(2)キーワードは感情が表れている言葉
   「泣きたいほど悔しかったのね。」
(3)ポイントは
「明快に」「短く」「要点をつかんで」
などの聴き方のコツをたくさん教えていただきました。
犬やバラになったつもりで、深刻な話を聞いてもらうという『犬バラ法』で傾聴訓練をしました。「犬役やバラ役」「良い聞き手」「悪い聞き手」を体験することで、どんな聴き方をされると安心できるのかを身をもって体験しました。
 はじめは、静かな会場が、回を重ねる内に、にぎやかになり、グループごとに活発な意見が出てきていました。
 ロールプレイをしながら、本テーマの「こころに寄り添う聴き方」の答えをグループで見つけ、体得している姿がみられました。
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          【アンケートより】
        * ロールプレイをすることで、相手の話に耳を傾け、しっかり聴く方法がよくわかりました。
          いつも、ついついこちらから口をはさむ悪いくせに気づきました。
        * 短時間の実践でいい学びができたと共に、難しさを感じました。がんばりたいです。
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【 友だちとかかわりながら楽しめるリズム遊び 】

 「楽しい音楽活動のためには、目の前の子どもの姿にあったルール作りはとても大切ですよ。ルールを徹底させると良い効果を生み出せるのです。」と笑顔で話されました。
 受講された幼・小の先生方は一人で練習したり、ペアになって楽しんだりしてあっというまの2時間でした。
  
 「わー芸術やなあ」
 「あーーどきどきする」
 
 受講者の反応が非常に豊かでした。

 参加型の研修で、会場は熱気と笑顔であふれていました。

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【 アンケートより 】
  • 楽しい音楽のリズムやゲームでした。からだを動かし、「またやりたい」という気持ちが残りました。
    子ども達の指導に生かしたいと思います。
  • 藤原先生のパワーにひっぱって頂き、瞬く間の時間でした。
    また、藤原先生の研修講座を受講したいです。
  • 音楽の楽しさを子ども達に伝えられるように、今日の学びを実践につなげていきたいです。

  

・「連携」 尼崎市立武庫東小学校 校長 大楠 正治

・一年目教員研修 教育総合センター研修担当係長 土高 伸也

・教育相談の現状と今後の課題 教育総合センター 教育相談担当係長 井上 満夫

・情報コーナーへどうぞ

・視聴覚センターの紹介

教育総合センターだより No.125(PDF)

 関西国際大学 教育学部 教授 中尾 繁樹 氏を講師にお迎えし、「みんなの特別支援教育」を実践していく上での心構えや具体的な改善への視点など、演習を交えながらの実践的なお話をいただきました。

≪ 内容 ≫
講話  「みんなの特別支援教育」~授業のユニバーサルデザイン化をめざして~
 
≪ 講話 ≫
 「困った子ども」から「困っている子ども」への視点の転換
  子どもたちの見え方や聞こえ方、感じ方、記憶や理解の仕方等の認知といわれる脳の処理過程の特性を理解し、それを踏まえて指導・支援に生かすことも重要なポイントになります。
 
 例) 聞いて理解するより、見て理解する方が得意な子
     → 視覚支援を活用する。
 
 冊子「みんなの特別支援教育」に掲載されている内容について、理論的な説明に加え、子ども理解の具体的な方法など、校内研修などで活用する際のモデルとなるような講話であった。受講者も2学期からの実践へ向けての意欲を高めていた。また、校内研修での冊子の活用に向けて意欲的に取り組んでいこうという声も聞かれた。
 
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 眼球運動が正常に機能しているか、
 お互いに確かめ合っているところ
 

≪ 感想 ≫
  •  とても勉強になりました。学級経営の大切さ、子どもを見る目などもっともっと聞きたかったです。
  •  分かりやすい講話で、2学期からすぐ取り入れようと思いました。また、お話が聞けたらと思います。
  •  新学期からクラスの気になっていた子の見方を変えていこうと感じました。
  •  日々の子どもの様子をどのように観察するかで、子どもへの手立てが分かり、子どもが変わるということが分かりました。2学期から初任者指導に役立たせていきたいと思いました。

 

 
研修カレンダー
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