昨日の進路説明会には、約120人の保護者の方に来ていただきました。ありがとうございました。お渡しした冊子の内容をご紹介します。参考にしてください。
進路のキーワードは「イメージ」
来年の春は「15の春」。将来をイメージする手助けになれば、と発行している進路通信「Image」が、11号を突破しました。 →学校ホームページに掲載
1.はじめに
ゆるぎない現実 52% ⇒全日制公立高校への進学率(本校)
2.進路にまつわるQ&A
Q1.先輩が多いし、仲のいい友達も行くって言ってるから、とりあえず、尼崎西高校かなって思ってるんだけど。
A. おおまちがいです。あなたの将来をイメージしてください。どんな高校で何を学びたいか。さらに、高校卒業後、どうしたいかも考えましょう。大学に行きたいなら、大学に多く進学している高校、就職したいなら、就職の実績が多い職業学科の高校を選ぶ。そんな視点も持ってください。
Q2.「『おれ、スポーツで推薦もらうねん』と言ってた人がいたけど、推薦入試の『推薦』ってもらえるんですか?」
A. おおまちがいです。推薦するかどうかを検討するのは、大庄北中学校推薦委員会です。どんな人を推薦するかというと、
・当該学科を志願する動機・理由が明白かつ適切であること。
・当該学科に対する適性及び興味・関心を有すること。
の条件を満たし、中学校長が推薦する者とする。
(平成27年度兵庫県公立高等学校入学者選抜要綱より抜粋)
この要綱に基づき、本校推薦委員会は次の基準で話し合います。
①志願理由がはっきり言える人
②志望する学科・コースに適する能力を持っている人
③ルールを守って学校生活を送れている人(遅刻・欠席が多い人は×)
Q3.「ぼくの成績で公立高校に行けますか?」
A.公立の一般入試の合否は、※内申点(250点)+当日の入試(250点)=500点満点で、判定されます。公立高校の最低ラインは、評定オール3を確保することでした。しかし、昨年度はほぼオール3でも不合格のケースがありました。そこで、受験の鉄則を紹介します。
※内申点=1・2学期を合わせたトータルの評定
受験の鉄則 【2つの準備】
A.目標に向かって、精一杯の準備(学習)をする。(評定を上げる)
B.万が一、不合格だった時のことを考え、具体的に準備しておく。
(例 私立の併願、定時制の二次募集、通信制)
Q4.私立の併願とか専願とか、どういう意味?
A.私立の専願とは、私立高校1つにしぼって受験することです。併願は、公立が第1志望だけど、念のため私立を受験することです。その際、公立・私立ともに合格したら、公立に進学しなければいけません。
Q5.「やっぱり、私立ってお金かかるよねぇ」
A.私立高校の学費は、確かに高いです。が、多くの高校に特待生制度があり、成績優秀者には入学金、授業料免除の特典があります。奨学金制度もあります。公立高校に行って、塾に通うことを考えると、「公立のほうが、私立よりお金がかかる」ケースもあります。
3.受験までのスケジュール
8月 第2回進路希望調査
9月18日 第1回実力テスト
10月1、2日 中間テスト
第3回進路希望調査
11月4日 第2回実力テスト
5日 第2回進路説明会
12~13日進路予備懇談
第4回進路希望調査(最終)
18~20日期末テスト
12月15~19日 期末懇談で最終確認
1月 第3回実力テスト
2月10日 私立高校入試
14日 公立高校推薦入試 特色選抜入試
多部制Ⅰ期
3月12日 公立高校一般入試(卒業式の翌日)
多部制Ⅱ期 定時制
3月19日 合格発表
Q6.特色選抜ってなんですか?推薦入試とのちがいがわかりません。
A.各高校が普通科に特色類型を設けています。
市立尼崎 国際総合類型
尼崎小田 看護医療・健康類型
尼崎双星 音楽類型
尼崎西 スポーツ・コミュニケーション類型
尼崎北 環境類型
受検日は、公立推薦入試と同じ日ですが、自己推薦(自分を積極的にアピール)で受検できます。第2学区内の高校を受検できます。
4.進路選択のパターン(受験日程順)
その1.私立専願(私立一本にしぼります)
例
大商学園 特進コース
その2.公立推薦・特色選抜・多部制Ⅰ期パターン
例
推薦入試 尼崎小田サイエンスリサーチ科
公立(複数志願)
①尼崎小田 ②尼崎市立尼崎
私立併願 神戸龍谷 特進文理コース
その3.私立併願パターン(公立に行きたいけど、念のため私立も)
例
公立(複数志願)
① 尼崎北 ②尼崎西
私立併願 園田学園 特別進学コース
その4.公立職業学科パターン(複数志願できません)
例
公立(単独選抜) 尼崎工業 私立併願 星翔 工業技術系
その5.公立一本パターン(公立のみで勝負します)
例
①県立尼崎 ②尼崎西 ※その他校希望はできなくなりました。
こわいのは【受験の鉄則】Bの「万が一の備え」がないまま、不合格になってしまうこと。3月19日以降がたいへんです。定員割れをしている定時制の二次募集を探すほか、通信制や高等専修学校などで急いで探すしかありません。
5.こんな心配事も
「選んだ高校が自分に合うかどうか、心配」
公立・私立とも、オープンハイスクールなどで、実際に見ることが大切。でも、見るだけでは、本当のところはわからない。最終的には「自分に合う」かどうか、受け入れてくれた学校で、自分のベストを尽くすことが重要で、「合う」「合わない」の問題ではなく、「合わせる」努力が大切だと思います。
6.保護者のみなさまへ
◎お子さまに将来のイメージを持たせる手助けを
◎公立高校、私立専願で合格した場合、必ず入学してください。
◎資金の準備を(1年時費用 私立約100万円 公立約30万円)
◎奨学金のお知らせもお見逃しなく。