募金への思い

 家族で新年の挨拶をしに行った、大阪の祖母の家を出てすぐ、車内で揺れを長く感じ、すぐに引き返して祖母の無事を確認しました。その時、テレビで、能登半島で地震があったことを知りました。あんなにも全力で避難を訴えているテレビの報道を見たのは初めてで、被害の大きさを想像して恐怖を感じました。
 尼崎は29年前、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けました。今、私たちが当たり前に生活できているのは、当時、今回の地震で被害を受けた地域の方々にも、沢山の支援をしていただけたからだと思います。被災地にできることはなにか。私たちの周りにも同じ気持ちの人が沢山いるかもしれないと思い、募金活動の実施を決めました。募金箱やポスターを自分たちで手作りするところから始まり、先生方にも協力をしていただいて、実現することができました。
 16日は校内で、17日は阪急武庫之荘駅前で実施しました。最初は、どれだけの人が立ち止まってくれるのか不安でした。ですが、ボランティアとして駆けつけ、募金への呼びかけをしてくれた市尼生のおかげで、沢山の方々に募金をしていただきました。ありがとうございました。
 今後も多くの人の役に立てる活動を、市尼生徒会として行っていきます。 (副会長 川上)